突然ですが、皆さんの美容室では普段どのようなDMを出されていますか。
スタッフが手作りしたり、業者に頼んでみたり、文面・デザインにこだわってみたり、様々な工夫をしているかと思います。
しかし、以下のやり方を続けている場合、どのような工夫をしても大きな成果は望めません。
それは、
『キャンペーンしか書いていないDMを定期的に全顧客に送っている』です。
美容室が効果のでないDMから脱出する3つのコツ
- STEP1.様々なパターンのメールを作る
- STEP2.文章を工夫する
- STEP3.効果を測定する
STEP1.様々なパターンのメールを作る。
どんなにデザイン性の高いDMを送っても、毎回キャンペーンしか書いてなければお客様は興味を持ちません。特に休眠掘り起こしのDMなどでは、他の販促DMに埋もれ、見られないことのほうが多いです。
では、どうすればいいのか、
私たちが特にオススメしているのは、
『アフターフォローのDM配信を始めること』です。
お客様の心を掴むには、お客様にとって有益な情報を提供することが近道です。
まずは、キャンペーン告知の前に、スタイリングやホームケアのコツを送り、お客様との信頼関係を築いておくことが重要です。
例えば、
- ワックス購入者には、来店後にお礼と”スタイリングのコツ”を案内
- パーマ顧客には、来店後にお礼と”パーマを長持ちさせるコツ”を案内
当日、サロンでの仕上がりには満足していても、翌日自宅でやってみたら・・・
それが理由で別サロンへ行ってしまったお客様も存在します。
仮に自宅で上手くスタイリングできなかった場合でも、しっかりとアフターフォローができていれば、お客様との信頼関係は築けます。
送るDMの内容は簡単なもので、問題ありません。
お客様に次回はもっとスタイリングを詳しく聞いてみよう!と思っていただければ成功です。
STEP2.文章を工夫する
例えば、新しいキャンペーンを配信する場合でも、お客様の年齢や性別、メニューの施術有無によって、文章を工夫することで、DM効果は高まります。
例えば、ヘッドスパキャンペーンを送る場合に、
- 20代女性ヘッドスパ施術あり
もうすぐクリスマス!がんばった自分へのご褒美に、久々のヘッドスパはいかがでしょうか♪
- 40代女性の直近3ヶ月にパーマ施術あり
先日はパーマ施術ありがとうございました。次回は、ダメージケアとしてヘッドスパもオススメです。
- 20代男性ヘッドスパ未体験
男だってヘッドスパ!クリスマス前に男を磨きませんか!?
送るターゲットを細かく分け、マッチした文章を添えることで、
お客様に「私のために書いてくれたんだ」と”特別感”を感じてもらいやすくなります。
STEP3.DM効果を測定する
DM配信を行った場合は必ず効果測定を行ってください。
例えば、
- DMを500件送った場合に、何名のお客様がDMを持って来店したのか。
- 同じキャンペーンが定期的にあるようであれば、どのDMのヒット率が高かったのか。
- アフターフォローDMを始めてから売上/リピート率はどう変化したのか。
繰り返し効果測定を行うことで、成果の出やすいパターン = ”勝ちパターン”が必ず見えてきます。
終わりに
今回は、『効果のでないDMから脱出する3つのステップ』をテーマに以下3つのステップをご紹介しました。
- STEP1.様々なパターンのメールを作る
- STEP2.文章を工夫する
- STEP3.効果を測定する
上記のステップは、手作業で行うと、それなりの手間がかかってしまいますが、現在美容室向けに提供されているPOSシステムの多くにはメール機能がございます。まずは、今お使いのPOS機能を確認・活用されることをオススメします。
またDM効果を最大化するためには、DMだけで終わらせないことも重要です。
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