【サロン開業】CTIを利用するなら、失敗しないための4つのポイント

POSシステム

 

「もう、これなしでは・・・」

一度、使い始めると顧客管理×POSシステムの予約管理にかかせなくなるCTI機能。

 

CTI機能は、お客様から電話がかかってきた際に、顧客情報がPOSシステムにポップアップ表示されるお客様とのコミュニケーションを円滑にするとても便利な機能です。

特に一人オーナーの美容室、フロントのスタッフがいない美容室においては、予約作業の効率を高め喜ばれます。

お客様への接客中に、電話がかかってきた際、なるべくお客様から離れる時間を短くしたいと誰もが思うものです。

電話がかかってくるのが、お客様のシャンプー真っ最中ですと、なおさらです。

そんな悩みを少しでも解消してくれるのが、CTI機能です。

 

しかし、そんな便利なCTI機能も電話配線や機器などCTI機能を利用するための環境がないとせっかく導入したくても使えません。

 

そこで今回は、CTI機能を利用するなら、失敗しないための4つのポイントを紹介します。

 

POS連動CTI機能

 

顧客管理×POSシステムのCTI機能を使うには、POSシステムと電話回線が必要になります。

その間にアロハ(ND-5)というCTI端末を設置する必要があります。

 

下記は、光回線を利用した際のCTI端末(アロハND-5)と電話機やパソコンとの接続例になります。

 

CTI設置

ポイント① 電話回線の種類

現在、皆様の美容室で利用している電話回線の確認が必要です。

使用できる回線は、一般加入電話(アナログ)、光回線、ISDN回線のアナログポートを使用します。

ISDN回線の場合、TA(ターミナルアダプタ)のアナログポートに接続します。

1回線に1台、CTI端末が必要となります。

 

ポイント② ナンバーディスプレイ

電気通信事業者(NTTなど)のナンバーディスプレイサービスの契約が必要(月額/400円ほど)になります。

ナンバーディスプレイサービスの加入が必須となります。

ナンバーディスプレイサービスに加入済みかどうかの確認方法。

 

現在利用している電話機は、ナンバーディスプレイ表示がされるように液晶画面がついていますか?

 

お客様から電話がかかってきた際に、顧客の電話番号が表示されれば既にナンバーディスプレイサービスに加入済みです。

表示されない場合は、ナンバーディスプレイサービスに未加入の場合、もしくは電話機のナンバーディスプレイ表示していない場合が考えられます。

電気通信事業者(NTTなど)にご利用の電話回線業者に問い合わせしましょう。

もしNTTに問い合わせして、ナンバーディスプレイサービスに加入していなくても、それほど時間かからずにサービスを利用することができます。

 

 ポイント③ 電話機

POSレジが置いてあるカウンターの近くに電話親機がありますか?

 

美容室店内に設置してある、もしくは美容室店内に設置する予定の電話親機とCTI端末の距離が近ければ問題ありません。

距離が遠い場合、電話回線のケーブルが届かない場合があり配線等の工事が必要となる場合があります。

電話機自体に、ナンバーディスプレイが表示される機能があってもなくてもどちらでも、CTI機能は利用できます。

システム会社によっては、使えない場合もあるようですのでご注意ください。

 

 

ポイント④ 顧客管理×POSシステムとCTI端末との距離

POSCTI端末の距離を確認しましょう。

 

POSとCTI端末は、USBケーブルで接続します。

USB接続の特徴で、5m以内が理想となります。

USBの規格で、長さは最長5mまでと決められていて、それ以上の長さでは信号が正常に伝達されなかったり、バスパワーが供給されずに接続機器が動かないことがあるからです。

もし5m以上に延長したい場合は、リピーター機能付き延長ケーブルが必要となります。

リピーター機能付き延長ケーブルをUSBケーブルに連結して使うことはできます。

可能であれば、POSとCTI端末の距離は5m以内でご利用いただくことをわたしは、オススメします。

 

CTI機能が利用になれない場合

ホームテレホンやビジネスホンのデジタル回線部分に接続することはできません。

またキャッチホンは、発信者番号を表示しません。

 

 

まとめ

美容室の 建物工事を着工する前に、施工業者さんと必ず打合せをします。

その際に、カウンター内に設置したい「POSシステム」「回線終端装置・ルータなどのネットワーク機器(インターネット回線/電話で使用するもの)」「電話親機」などの機器を施工業者に伝えておきましょう。

施工業者さんに伝えておかないと工事完了が近づいてからでは、配線を通す配管などは天井裏などを通していて直すことができない場合があります。

美容室のオープン間近になって、配線が思うようにできていないなんてことを聞くことが多々ありますので、早めに伝えておくことをオススメします。

 

理想は、すべての機器をカウンター内に集めておくことです。

 

この記事が、お客様との円滑なコミュニケーションに役立てば幸いです。

美容室のPOSと連動するCTI機能でどんなことができるのか?を詳しく知りたい方は、『【美容室】CTIで電話予約が簡単になります。』をご覧ください。

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