「自分のお店を持つ」
その夢の実現に向けて、どんなお店にしたいか、すでにイメージできているでしょうか。
独立・開業のはじめのミッションは、『自分が目指すサロン像を明確にすること』。
POSシステムは、美容室の独立・開業時、サロン経営の強力なサポートツールになります。
美容室の独立・開業時に役立つPOSの活用方法
独立・開業後、目指すべきサロン像が固まると同時に次の3ステップが大きな課題になってきます。
- 設立資金と人材確保
- 新規集客と予約管理
- お客様へのフォローアップとスタッフ管理
ひとつ目の「設立資金」の調達という最も重要な課題から、POSシステムの導入は先送りにしようと考える人が多いです。しかし、スタートダッシュを成功させるのなら、独立・開業の初日からPOSシステムを使い始めることを強くオススメしています。
新規集客
美容室の独立・開業後は、まず新規集客が一番のミッションとなるでしょう。
ホットペッパーなど大手集客サイトの効果は絶大ですが、リピーター獲得に向け、サロン独自のネット予約も検討することをオススメします。理由は、
”サロン予約はとりあずホットペッパー”の習慣を変えることです。
例えば、既存のお客様でも集客サイトを利用するお客様はいらっしゃいませんか。
ポイントやクーポン目的で集客サイトを使い続ける方も多くいらっしゃいますが、その顧客層の多くは、そもそも、
髪を切りたい ⇒ とりあえず、ホットペッパーを見る
という習慣が出来ている可能性が高いです。
そのため、ホットペッパーでサロン検索を行い、
- お得なクーポンがたまたま目に入る
- 気になるサロンがあった
という何気ない理由で別のサロンを選んでしまいます。
独立・開業当初から、リピーターの方々には、サロン独自のネット予約をご案内する。
それだけでも、先述のような”もったいない”失客を減らせます。
■POINT
「髪を切りたい」とお客様が感じたときに、ホットペッパーではなく、サロン独自のネット予約を先に見ていただけるような仕組みが独立・開業時から必要。
ネット予約はホットペッパー×POS連動のものを強くオススメします。
詳しくは、こちらの記事で。
新規顧客のリピーター化
新規顧客の定着率をあげるには、集客方法別の新規リピート率分析が欠かせません。
- 計画(集客方法を考える)
- 実行(集客活動を行う)
- 評価(集客効果を測定する)
- 改善(より効果的な集客活動を考える)
上記のPDCAサイクルをまわし、
- リピーターになりやすかった集客方法をより強化する。
- リピート頂けなかった要因を探り対処する。
この2点を抑えることが独立・開業後、リピーター獲得への最初のステップです。
しかし、これをエクセル/手作業で行うことは現実的ではありません。手間がかかりすぎます。
POSシステム導入にはコストがかかりますが、それを先行投資として捉えられるか、が重要です。
適切なデータ検証もなく、感覚のみで広告を出していけば、遅かれ早かれ、
”POS導入コスト < ムダにした広告費” となってしまいます。
■POINT
POSシステムの導入コストは先行投資。
独立・開業当初からPOSでデータ検証を行えば、ムダな広告費を抑えることができます。
優良顧客の増やし方は以下の記事がおすすめです。
再来促進とスタッフ管理
美容室の場合、独立・開業後、一定数のお客様もついてきたなら、いよいよ「お客様へのフォローアップとスタッフ管理」問題がもちあがってくるでしょう。これは美容室の経営を続ける限り挑み続ける課題でもあります。
再来促進
休眠客掘り起こし、バースデーDM、キャンペーンDMなど、再来促進の手段としてDMは有効です。しかし、ただDMを送るだけでは、大きな成果は見込めません。
再来促進に効果的なDMのコツは大きく分けて2つ、です。
- タイムリーなDMにすること
- ターゲットを細かく絞り込むこと
例えば、美容室の場合、
『カラーを施術後、2ヶ月して予約/来店のない20代女性へ次回来店時のカラー+トリートメントクーポンを配信』などが考えれます。
※DM配信について、以下の記事で詳しくご紹介していますのでご覧ください。
再来促進として、DMを行うのであれば、究極的には、1件1件丁寧に個別×手書きで作成することが最も効果が期待できます。しかし、これも現実的ではありません。
時間のない独立・開業当初でも、美容室向けのPOSシステムがあれば、こういった手間のかかるフォローアップもすべて自動で行えます。
スタッフ管理
オーナー1人で独立・開業した美容室でも、いずれはスタッフを雇うことになるでしょう。
スタッフはお客様の次に大切な、運命共同体の「財産」です。彼らのモチベーションをあげ、魅力を最大限に引き出していく舵取りがサロンの発展には欠かせません。
美容室向けのPOSシステムでは、スタッフの成果を様々な角度から分析できるグラフ・帳票が出力でき、各スタッフの得意/不得意がしっかりと数値化できます。
データをもとに客観的に成果を把握することはスタッフ本人にとっても今後の目標が明確になる他、お店への貢献度が目に見えてモチベーションがあがります。
POSシステムのないサロンでは、以下の傾向になりがちです。
- 簡単な売上集計しか行わない
- スタッフ別にリピート率を把握していない
- 目標設定が数値ではない/あいまいになっている
売上集計は、誰が行っても同じ結果となります。
重要なことは、独立・開業当初より、データをもとに”分析”を行い、次に活かすことです。
■POINT
売上アップ/優秀なスタッフ育成には、
・いかに早く課題を把握するか
・そして、いかに早く行動へ移せるか
が重要。
終わりに
独立・開業初日からPOSシステムを導入し、経営データを余さず蓄積することで、数ヵ月後、数年後と何度も立ちはだかる様々な課題に挑む力となることがイメージできたでしょうか。
美容室の商圏は、限られています。
一度失客したお客様を再度呼び込むことは、そう簡単なことではありません。
最も忙しい独立・開業当初だからこそ、POSシステムを導入し、しっかりと課題を把握。そして、お客様をフォローする必要があります。
これから、美容室の独立・開業を控えている方は、
ぜひ一度、美容室向けPOSシステムを調べてみてください。
もしよければ、弊社POSシステムのA’staffのご検討を。