「新しい技術メニューの追加をお願いします。」
「新しい商品を入れたんでマスタの追加をお願いします。」
電話やメールで、サロンから技術メニューや商品などのマスタの追加依頼をいただくことがあります。
営業だけでなくサポートも含めお客様と関わっているのでこういった依頼をいただきます。
今回は、このような依頼から感じたことを紹介します。
マスタ追加の依頼をいただくことで、美容室がどのようなことに今、取り組んでいるのかを知る絶好の機会だと考えています。
そしてこのような依頼を受ける美容室は、ほとんど同じ決まった企業や店舗からになります。
ほとんど同じ決まった企業や店舗?
常に新しい情報をインプットし、お客様により良い技術や商品を提供したいと考えている経営者のいるサロンだからだと考えます。
そういった経営者ほど、このような心構えを持っているのではないでしょうか。
「完璧を求めない」ことの大切さ
「今より良くしたい」
「今よりさらに良いものにしたい」
今より更に良くするために効果的なことは・・・
「完璧なものなどない」と常に心構えしていることではないでしょうか。
このことは、わたしどものシステム開発やサービスにおいて常に心得ておかなければならないことでもあります。
仮に完璧な商品やサービスがあったとしても、それは「現時点での」完璧であります。
現時点では最高のものであったとしても、やがてはそれ以上の技術や商品やサービスが必ず現れます。
それに、社会やお客様の環境が変われば、お客様から求められるものも変わってきます。
お客様から求められることが変化することで、正解だったものが不正解になってしまうのがビジネスの難しいところでもあります。
どんなに最高で完璧に見える商品であっても、必ず改善の余地がありその改善の余地を見いだすのが企業努力です。
だから「もうこれ以上の完璧はない」という発想、心構えは間違いであり、それ以上の成長を止めてしまうことになります。
「こんなことが出来たらもっと簡単になるのでは?」
「ここをこうするともっと便利かも?」
と現状でも必ず今より良くできる部分が、必ずどこかにあるはずです。
お客様にとって役に立つ、喜ばれるのは「どこなのか?」「なになのか?」を探し出し、商品やサービスを改善すること。
提供する商品やサービスに、「これでいい」「これで完璧」ということはありえません。
そうであるならば、
逆に、「完璧を求めないこと」「完璧を追求しないこと」が、より良い商品やサービスを追い求めていくくらいの心構えが大切ではないでしょうか。
むしろ、お客様に使ってみていただけなければ、その商品やサービスに対するお客様からの反応を知ることができません。
たとえ未完成であってもある程度完成した時点で、早めにリリースした方が、いち早く、正解か不正解かが明確になります。
足りないところ、修正すべきところがあるのなら、その時点でお客様からのフィードバックを受け取れます。
そうして品質がよくなり続けることで、業界や会社それに個人も進化していくことができます。
美容室やサロンでも同じではないでしょうか。
それは技術にしろ、商品にしろ、サービスにしろ「完璧なものなどない」と認識していることが大切です。
ターゲットとなる見込み客すべての方を満足させることのできる商品やサービスなどありえなく、お客様が求めるニーズやベネフィットはそれぞれに違います。
世の中には便利なものなどあふれかえっています。
でも新商品が開発されないなどという事はなく、どんなに種類が豊富で成熟したような市場でも、変更や改良は、途切れなく続いているのです。
例えばコンビニエンスストアなどもその最たるものだと思います。
コンビニは変化対応業と言われています。
今のコンビニでは、カウンター周りで色々なものを販売しています。
中華まん、おでん、焼き鳥、ドーナツ、コーヒー、カレーパンなど。
30年前のコンビニでは、カウンター周りで売っているものはほとんどありませんでした。
店内の商品もそうです。
毎日、コンビニを利用していても気づかないかもしれませんが、毎週、数十~数百種類の新製品が棚に並びます。
そして既存商品のちょっとした改良も行われ続けています。
世の中の変化、お客様の変化に合わせてコンビニも変わっていってます。
自分たちが完璧ではないという心構えを常に持っていることが、先を見据え考えていくことになります。
それは結果的に、より良いものに進化していくことになるでしょう。
あなたが、常に自分の仕事に対して疑問を持ち続けることが、どんな仕事でもプロとして求められています。
「今より良くしたい」
「今よりより良いものにしたい」
こう考えることが、自らの進化の入り口であり、仕事に必要な心構えになります。
あなたは「完璧なものなどない」と常に認識し、心構えしてますか?
もし、答えが「NO」なら今から実行すると大きなメリットがあると思いませんか?
効果的なことは「完璧なものなどない」と常に認識し、心構えしておくことです。
今すぐ「完璧なものなどない」という心構えを持っておきましょう!